遠い日の記憶が蘇る。
一緒に笑ったこと、怒ったこと、泣いたこと
すべてを思い出の引き出しに押し込んで、
しっかりと鍵をかける。

さようなら、さようなら。
私もあなたも、ここにはいない。

ふたりで生きてきた証だけ残して
別れを告げずに、さようなら。

もう何も思い出さないように。
もう苦しまないように。
もう泣かないように。
さようなら。

ジニア 百日草