CV・IVH・中心静脈カテーテルのルート部分の保護や引き抜きなどを防ぐために、親が保護カバーを用意しなければならない病院があるそうです。用意しても使用できない病院もあるようで、安心・安全に使えるカバーの制作に向けて動きだした女性、石嶋瑞穂さんとの出会いとこれからのこと、みんなが作ったカバー、CVカテーテルカバーの作り方、購入先の情報などのまとめ。

CVカテーテルカバー制作から販売に至るまで

「CVカテーテルカバーを作ってください」

コドモフク ひよこ屋」を運営する岩倉絹枝さんからのご紹介で白血病治療中のお子さんがいらっしゃる石嶋さんとCVカテーテル保護カバーの件で何度かメールをしています。彼女はネットショップ「Mammies Hours SHOP」で中心静脈カテーテルのルート部分を保護するカバーを制作・販売していて、需要もあるとのこと。

カテーテルの挿入部分はテープで固定されていますが、ぶら下がっているチューブ(ルート)は引き抜きや感染防止のため肌にテープで固定する病院もあり、そのテープでかぶれたり皮膚が剥がれたりするため、テープの代わりにカバーを使っています。

石嶋さんのお子さんが白血病と判明して間もなくCVカテーテルを入れる手術を受ける際、前日に医療者からカバーを作るように言われました(カテーテルカバー装着時の写真)。入院してただでさえ慌ただしい生活を送る中で、採寸して材料を揃えて縫製する余裕などありません。おまけに裁縫は苦手・・・困っていたところお友だちが作ってくれたそうです。

みんなのCV・IVH・中心静脈カテーテルカバー

息子が入院していた頃は保護カバーの話は医療者からも患児家族からも出ませんでした。今はみんな使っているのかしら・・・ネットで調べてみました。

妖弧さんのカバー

中心静脈カテーテルカバー
【制作】入院して2日後に主治医からカバーを作るように言われた。
【理由】引っ張った時に危ない、寝ている時にプラグが肌に触れて痛いから。
【写真】CV挿入部分、カテーテルカバー展開・装着


ぎんさんのカバー

CVカバー
【制作】入院2日後の中心静脈カテーテル留置術の待ち時間中に、看護師から作り方の紙を渡されて作るように言われた。自分のカバーが用意できるまでは病院のカバーをレンタルできる。
【理由】カテーテルが引っ張られたり抜けたりしたら危ないから。
【写真】CV挿入部分、IVHカバーの作り方説明書、カテーテルカバー展開・装着

サンタさんのカバー

CVカテーテルカバー
【制作】入院してすぐに医療者からカバーを作るように言われた。作り方は教えてもらえなかったのでネットで検索して制作。
【写真】CV挿入部分(ぼかし有)、作り方説明、カテーテルカバー展開・装着

ひろがしやさんのカバー

カテーテルカバー
【制作】看護師に作り方を教えてもらって制作。
【理由】プラグが体に当たったり、触ったりするのを防ぐため。
【写真】カテーテルカバー展開

れんげさんのカバー

IVHカバー
【理由】IVHを引っ張ったり触ったりして引き抜きを防ぐため。
【写真】カテーテルカバー展開・装着


うめめさんのカバー


【制作】医療者からの指示はなく、ネットで検索して「Mammies Hours SHOP」でキットを購入し制作。アレンジを加え使用。
【理由】テープかぶれ
【写真】CV挿入部分、カテーテルカバー展開・装着

はとさんのカバー

カテーテルカバー
【制作】医療者からカバーを作るように言われた。
【理由】プラグが体に当たるため。
【写真】カテーテルカバー展開・装着


ashimo.mさんのカバー

CVカテーテルカバー
【写真】CV挿入部分、カテーテルカバー展開・装着


syoukoさんのカバー

CVカバー
【写真】カテーテルカバー展開


てんとうむしさんのカバー

CVカバー
【写真】カテーテルカバー

ケロケロさんのカバー

CVカテーテルカバー
【写真】カテーテルカバー展開

きんちゃんさんのカバー

IVHカテーテルカバー
【写真】カテーテルカバー

マカロンさんのカバー

CVポシェット
【写真】カテーテルカバー展開・装着


haruaka310さんのカバー

CV収納ポーチ
【制作】病院では看護師手作り品を借りていたが、退院後は自分で準備しなければならない。
【理由】抜去、閉塞予防のため。
【写真】CV挿入部分、カテーテルカバー展開・装着


その他 情報

CVカテーテルケース購入先

CV・中心静脈カテーテルカバー・ケース
CV・中心静脈カテーテルカバー・ケース装着方法

ネットショップ「Mammies Hours SHOP」では、中心静脈カテーテルのルートを保護するカバーを販売しています。
カテーテルの挿入部分はテープで固定されていますが、ぶら下がっているチューブ(ルート)は引き抜きや感染防止のため肌にテープで固定する病院もあり、そのテープでかぶれたり皮膚が剥がれたりするため、テープの代わりにカバーを使います。

病院によって保護カバーの取り扱いが違う

母親

きっと自分と同じように困っている人がいるはず・・・

現在販売中のカテーテルカバーは病棟看護師さんやCVを入れているお子さんのママさんたちの意見も踏まえて考案し、試しに20個限定で送料込みワンコインにて販売したところ約1か月で完売。ニーズがあると確信した石嶋さんはネットショップで販売を開始する傍ら、カテーテルカバーを広めるため、がんの子供を守る会マクドナルドハウスチャイルド・ケモ・ハウスなどへ寄贈されました。

母親

本当なら滅菌加工したCVカテーテルケースをメーカーさんに作ってもらいたいんです。保護者が作るのではなく、きちんと検証した上でメーカーさんが販売して、せめて小児がん拠点病院にある病院薬局に置いていて欲しいです。

そのためにCVのガイドラインを作りたいんです!!

CVのガイドライン・・・話がデカくなってきたぞ・・・

どうやら、病院によって保護カバーの取り扱いが違うようです。

  1. 保護者にカバー制作を依頼する病院
  2. 保護者にカバー制作を依頼したうえ、毎日洗濯してアイロン滅菌させる病院
  3. 特に病院からの指示はなく患者側が自主的につけている病院
  4. 自作のカバーなんかつけないでくれという病院

なぜCVカテーテルの保護カバーが必要なのか

石嶋さんのお子さんが入院していた病院では、カテーテル保護カバーをする目的は「引き抜き防止」と「感染予防」のためと言われましたが、CVカテーテルカバーを購入されたほとんどの方が「テープかぶれに悩んでいらっしゃいました。また、今は中間維持期間にCVカテーテルをつけたまま2ヶ月外泊して地元の学校へ行く子もいますので、IVHをしている小学2年生の子が学校で同級生と揉めたときに引っ張られてCVが引き抜かれ流血騒ぎになったり、IVHを保護せず学校に通っているうちにプラグ部分が破損したりすることも。

上記のような問題があり、ある看護師さんは病棟でのCVカテーテルカバー利用許可を病院側に求めましたが、「滅菌もされていないような手作り品を使って万が一のことがあっては困るのでやめてください」と断られました。他の病院では、患児家族が自分たちの判断で使うような場合は、毎日洗濯をしてアイロンがけをして滅菌するように指導されています。

そこで石嶋さんは、安心・安全・手軽に使えるCVカテーテルカバーをメーカーさんに販売用に製造してもらいたいと考えました。他にも患児の保護者からは、「カテーテルに保護カバーをつける」「入浴時はロックして防水セロファンを貼る」など簡単なことでいいので一元化してほしいという声があがっているそうで、この件に関しては看護師さんと話を進めていらっしゃいます。

彼女はひとりで各団体へ患児家族の声を届け働きかけていますが、個人で動くには限界があります。そこで、微力ながら私もお手伝いさせていただくことにしました。

今月中に現状を知るためのアンケートを実施する予定ですので、ひとりでも多くの方にご協力いただけると嬉しいです。その他、ブログにCVカテーテルカバーの写真をアップされた方、CV・IVHの使用についてブログに投稿された方はリンクさせていただきたいです。下記フォーム、またはコメント欄よりご連絡ください。