これから髄液注射

強化療法が終わったところ。10日に1度あった髄注もよくがんばりました。写真はアイボの背中に注射するので、押さえつけているところ。アイボも必死に抵抗。

入院していた頃、家にあったお医者さんごっこのセットを病室に持ち込み次男に渡すと、さっそく私を相手に《処置》を開始しました。

私  「先生、かぜをひいたので診てください」
次男 「じゃあ、体温計をやってください」

・・・体温計を脇にはさむ。
私  「あ~、先生、熱があります」
次男 「ほんとや!!!じゃあ、注射します」
私  「えーっ!!!!!注射ですか?痛いからイヤです」
次男 「じぇ~んじぇん(全然)痛くないで。ちょっとだけチクッとするだけやで、我慢しとってよぉ~!!」

・・・注射をする。
私  「あーっ!!痛い、痛い」
次男 「大丈夫やで、じっとしとってよ。がんばってよぉ~」

そして、注射が終わると
次男 「よぉーく、がんばったね~」

子どもはよく見て、聞いています。看護師さんや先生のしゃべり方をうまくマネしていました。そしてこの日、部屋に来てくださる先生や看護師さん相手に、次男はお医者さんになって注射するのに大忙し。

後日、電源が入っているアイボ(犬型ロボット)を無理やり抑え付けてルンバールの処置をしていました。暴れるので大変な様子。大笑いして眺めながら、次男のときもこんな感じで処置されているのかな・・・と心が痛みました。

入院する子供の治療への理解を深め、ストレスを軽くするため、人形などを使った「遊び」を取り入れる試みが注目されている。英国では「ホスピタルプレースペシャリスト」、米国では「チャイルドライフスペシャリスト」と呼ばれる「遊びの専門家」が小児病棟のスタッフとして勤務しているが、日本でも一部の病院で試験的に導入が始まっている。

「賢志先生、この子の背中に注射してあげてください」。順天堂大付属順天堂医院小児科・思春期科の一室で声を掛けたのは、英国のプレースペシャリストの資格を持つ田中恭子助手。リンパ節の病期で入院中の賢志くん(仮名)(七つ)は、子供の人形に注射針を刺すなどの《処置》をした。「上手にできましたね。きっと良くなりますよ」

田中助手は、「どのように検査や治療を行うか、子供の発達段階に合わせてわかりやすく説明すると、心の準備ができ、痛いことをする[恐怖の存在]だった医師や看護師への信頼感も生まれます。不安が完全に消えることはありませんが、多くの子供が治療に前向きになってくれます」と、その効果を説明する。

注射や採血を嫌がる子供の気をそらせ、痛みを緩和するため、処置中に動くおもちゃや絵本などを見せることもある。順天堂医院などの調査によると、静脈注射中に万華鏡を見せられた子供は、ストレスホルモンの増加が抑えられたという。

従来、日本の病院では「遊び」より「安静」が重視された。順天堂大医学部の山城雄一郎教授は、「突然、家族から切り離された子供は不安で、なぜ苦痛な治療を受けねばならないかも理解できず、フラストレーションが高まる。身体的、精神的会館で自然治癒力をも高められる『遊び』の導入は、院内環境をできるだけ過程に近づけることとともに非常に大切だ」と強調する。

引用元: 平成16年12月18日 岐阜新聞