がんの子供を守る会の手伝いで、日本小児看護学会 第18回学術集会へ。がんの子供を守る会のブースでチラシやパンフレットを配り終え、少し時間ができたので看護師さんたちの展示を拝見しました。

難しいテーマばかりで数も多くすべてまわることはできませんでしたが、プレパレーションを取り上げていた病院が多かったことは驚きです。「わたぼうしの会」でお世話になっている岐阜大学病院もこのテーマでした。翌日には、札幌医科大学保健医療学部看護学科 教授 蝦名美智子先生の講演会が開かれるそうで、参加できないのが残念でなりません。

他にも拓殖大学の岡崎章先生のご講演や「入院患児のための手術用プレパレーション」絵本の販売もありました。

岡崎先生とは何度かメールで連絡をとり、看護師支援用インタラクティブ・プリパレーション・ツール「Smile(スマイル)1.0」をいただいて、実際に息子と操作したこともありご挨拶に伺いました。


次男が入院したときは、検査や処置があることを寸前まで隠し通すことが、この子にとって一番よいことなのだと信じていました。しかし、退院してからそれは違うということを知りました。

CLS チャイルド・ライフ・スペシャリスト

子どもに話すのは大切ですが、それがすべてではありません。嘘はつかないように。でも、すべてを正直に話す必要はありません。
子どもが治療を受け入れて、がんばる力を発揮できるように助けることが重要です。

チャイルド・ライフ・スペシャリストの方から難しいアドバイスをいただき、私なりに勉強して次男と向かい合ってきました。主治医も理解のある方で、落ち着きのない次男にしっかりと向き合い処置をし、看護師のみなさんもきちんと次男に処置の説明をして、次男が興味を示す話をして気をそらしながら処置してくださいました。

看護師さんの展示を見ていたら、どこかの病院の看護師さんが「うちも取り入れたいけれど私たちには時間がない。。。」と話していらっしゃいました。導入できないのは残念ですが、そう思っていただけるだけでも嬉しいです。そういう看護師さんが増え、病院の体制が少しずつかわっていくといいなと思います。

処置時の抑制は、安全に終わらせるためには必要なことかもしれませんが、泣き叫ぶ次男の声をただ廊下で待ちながら聴くことしかできなかった私には、それがトラウマになってしまいました。病院の廊下で子どもの泣き叫ぶ声が聞こえると動悸がしてあのころの記憶が鮮明によみがえり、よその子の泣き声が次男の声に聴こえてくる・・・。あれだけ痛い思いをしたのに、次男は泣き声を聴いても落ち着いています。親よりも肝の据わった強い子だわ。

プレパレーションの普及と、チャイルド・ライフ・スペシャリストの皆さんが活躍する病院が増えることを願っています。