1月31日(月)19:30~19:56放送のNHK クローズアップ現代は、小児がんの特集です。

番組のお知らせをいただいたとき、正直なところ戸惑いました。この番組で取材を受けた方が晩期合併症、二次がん、自死という選択をしたというのは、今年の秋に治療終了後5年目を迎えて再発の恐怖が薄れつつある中で胸が締め付けられる思いでした。終わったわけではないのだと。

番組では、1歳の時に神経芽腫を発症し、23歳で自殺した青年を取材しています。青年は幼少期の厳しい治療による低身長のため、なかなか仕事が見つからず、ようやく見つけた夢も、2次がんである白血病の発症であきらめざるをえませんでした。
この国で小児がん医療が置き去りにされてきたこと。障がいのある人を受け入れない社会。そして、この国の子どもへの向き合い方、そのものを問いたいと思っています。国のがん対策にも、ようやく少しずつ変化が現れ始めています。この番組によって、そんな変化を少しでも後押しできればと思っています。
どうか、こうしたことをご理解いただいたうえで、番組をご覧いただければと思っています。また是非、感想を聞かせてください。よろしくお願いいたします。(メールから引用)

取材に応じられたご家族も、このような思いを持っていらっしゃるのでしょう。小児がんに関する番組になると、どうしても次男に重ねて観て悲しい結末になると悲観的になりがちですが、重要なのは、結果ではなく、これからどうするか考えること。行動すること。

息子が白血病になってから5年の間に、たくさんの子どもたちとお別れしました。子どもを亡くした家族のコミュニティサイトを運営している関係もあり、子どもを亡くすという日常生活では考えられない世界が身近にあります。彼らが必死で頑張ってきたことを、何一つ無駄にすることのないよう将来へつなげていくことは、私たちの課題だと考えています。