次男が珍しく「この本を読みたい!」というので購入しました。
「自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心」

NHKで放送された番組「君が僕の息子について教えてくれたこと」を観たのがきっかけで、私と息子は東田さんを知り、自閉症について理解を深めることができました。本や番組の中で東田さんの本音に触れるたび、次男は「僕も同じだ!」と安心した表情を見せました。

次男は発達障がい(アスペルガー症候群の可能性が高い)のため、本人の希望により小学校・中学校は特別支援学級に在籍しています。最初は、次男が発達障がいになったのは白血病の治療や長期入院が関係しているのか、育て方が悪かったのかと思いましたがそうではなく、生まれもった個性でした。現在は交流学級(1年生の通常学級)での活動は刺激が強くて精神的負担が大きく授業はついていけないので、支援学級で個別指導を受けています。感覚の違いから苦しむ場面もあり、相手の目を見て話さないこと、ひとりになりたくてみんなから離れているのではないことなど、東田さんの言葉を借りて息子の本音を知りました。

私の心に残ったのは、「何が一番つらいですか?」の答え。
「僕たちが一番辛いのは、自分のせいで悲しんでいる人がいることです。自分がつらいのは我慢できます。しかし、自分がいることで周りを不幸にしていることには、僕たちには耐えられないのです」

これは、重い病気や障がいを持った子どもも同じ。親がいつまでも悲しみ立ち止まっている姿を見続けることは、子どもにとって耐えられないことでしょう。立ち止まっていても時間は過ぎていきます。子どものためにできることはたくさんあるので、それに取り掛かれるよう気持ちの切り替えをしなければなりません。

私たちは世間から見れば「不幸」なのかもしれない。けれど、私たちの心が満たされていれば、どのような状況でも幸せな瞬間はあり、不幸から抜け出せるのではないかと思うのです。自閉症であることは「不幸」でしょうか。私には、自閉症の東田さんが不幸な人には見えませんでした。キラキラと輝いていて魅力的でした。

辛いときこそ成長するチャンス!山あり谷ありの1度きりの人生を、息子たちが泣いたり笑ったりしながら生き生きと過ごせるよう、東田さんのお母様のように息子を支えていこうと思いました。できることを探して、前に進もう!