企画に必要な5つの要素
1. テーマ
どんな内容を書くのか。内容のポイントを簡潔に表す。
2. ねらい
なぜこの企画を立てたのか。何を読者に伝えるか、何を考えてもらうのか。
3. 切り口
企画のねらいを実現させるにはどのような方法を採用するか。
4. 素材(登場人物)
「ねらい」を実現させるために、記事の中に盛り込むエピソードやデータ、写真、イラストなどの材料。
5. 展開
素材をどう使って、記事全体を組み立てていくか。全体の流れを無理なく展開するためのアイデア。全体の大きな骨組み。
企画書を作成する
1枚の紙に「企画案」と書き、日付と自分の名前、そのあとに、「テーマ」「そのねらいと切り口」「内容」(素材・登場人物と展開をひとまとめの文章にしたもの)を書く。必要があれば、企画を実現する時期や予算についてのあらましを書く。
企画立案
広報紙の企画
- 前年度のやり方をそのまま引き継がなくてもよい。よいものは他からどんどん取り入れよう。
- 見事なレイアウトでも、内容が伴わなければ読まれるものとはいえない。
- 人との出会いが企画を魅力あるものにするカギになる。
- どんな方法で何を読者に伝えるか、しっかりした企画と視点をもって取り組む。
- 読者に知らせたいことは何か、読者が求めているものとの接点はどこか探る。
テーマを決めて企画を立てる
- 年間に取り上げるテーマを決めて、各号でそれに迫る特集を組んでみる。
- テーマとして取り上げようとしていることが、今後どのように展開していくかを明らかにする。
- できるだけたくさんのテーマ候補をリストアップして、そのうえで読者にとっての必要性などといった点から、いくつかのテーマを絞り込む。
資料をもとに企画を立てる
- 新聞記事から、読者の身の回りのこととして取り上げる。
- インターネットから企画を考える材料やヒントを入手する。
- 書籍や雑誌は編集者がチェックした情報が掲載されるので、内容の信頼性は確保されている。
- インターネットはチェックの仕組みがないまま発信されているので、正確なものであるかを確認する作業が必要。