白血病と戦う皆へ　～経験者より～

私は、現在35歳です。小学校の時に小児急性リンパ性白血病にかかりました。
それまでは器械体操をする活発な子どもでした。
運動会でもリレーに選出されるのは常連でその日もアンカーをつとめました。
しかし、いつもの力がです失速しました。
その後、街の中核病院へ直行したところ、すぐ大学病院にいって精密検査してもらって
くださいといわれたまま小児科病棟に長期入院となりました。
私は小学校高学年でしたが、周りはもっと小さな子どもが沢山入院してました。
今もそんなに変わってないかもわかりませんが、免疫力、抵抗力が低下してる子どもがいるにもかかわらず、綺麗な病棟とはいえませんでした。そんな中で私も含め僕より小さい子ども達は必死に病気と闘ってました。中には外の空気さえ吸った子ことのない子どももいました。僕も含め髪が抜け落ち坊主の子どもばかりでした。でも笑顔あふれる病棟でした。
僕は、幸いいい主治医に恵まれ、仲間に恵まれて元気になりました。
現在では、医療従事者として働いています。
私は、今もその時のことを忘れたことはありません。
そして、今、現在も病気と闘っているみんなの事を思っています。
今、しんどく嫌になることもあると思います。不安なこともあると思います
頑張ってるみんなに頑張れなんかいえませんが、どうかどうか凹まずいてください。
お母さんたちー。子供の生命力ってすごいんですよー。
お母さんたちがお腹痛めて産んだ我が子ですよー。
病気になんか負けてたまりますかいっ。
今は、つらくても明るい未来のために。

みんなの夢が叶うことを祈っています。
気持ちはみんなと共に…。