病院給食室から届いた手紙とレシピ

病院給食を通じた交流

次男が小児がんの治療で入院していた頃、私は24時間付き添いでした。付き添い者の食事は自分たちで準備しなければなりません。当時は病院内にコンビニはなく、小さな売店があるのみ。食事はインスタントやレトルト食品が中心でした。

次男は抗がん剤の副作用で味覚が変わったり、食欲がなくなったりして給食を残した時は、私がその残りを食べていました。「病院給食はおいしくない」と言う方もいらっしゃいましたが、私は好きでした。献立表を見るのが楽しみで。

ある日、給食に「かぼちゃとポテトのチーズ焼き」が出ました。冷凍食品と知らず(他の人は気づいていたかも・・・)、レシピを教えてほしいことと、毎日給食を楽しみにしていること、感謝の気持ちを手紙に書いて、返却する食器に入れました。

すると数日後、給食室から返事とレシピが給食に添えられて届いたのです。わざわざ業者さんに問い合わせてくださり、更にはレシピを考案されたというではありませんか。感激です。

病院給食室から届いた手紙

かぼちゃとポテトのチーズ焼きのレシピ

退院後、早速作りました。レシピのおかげで、おいしく作ることができました。16年経った今も、手紙とレシピは私の大切な宝物です。

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