次男が小児がんの治療で入院していた頃、私は24時間付き添いでした。付き添い者の食事は自分たちで準備しなければなりません。当時は病院内にコンビニはなく、小さな売店があるのみ。食事はインスタントやレトルト食品が中心でした。
次男は抗がん剤の副作用で味覚が変わったり、食欲がなくなったりして給食を残した時は、私がその残りを食べていました。「病院給食はおいしくない」と言う方もいらっしゃいましたが、私は好きでした。献立表を見るのが楽しみで。
ある日、給食に「かぼちゃとポテトのチーズ焼き」が出ました。冷凍食品と知らず(他の人は気づいていたかも・・・)、レシピを教えてほしいことと、毎日給食を楽しみにしていること、感謝の気持ちを手紙に書いて、返却する食器に入れました。
すると数日後、給食室から返事とレシピが給食に添えられて届いたのです。わざわざ業者さんに問い合わせてくださり、更にはレシピを考案されたというではありませんか。感激です。
退院後、早速作りました。レシピのおかげで、おいしく作ることができました。16年経った今も、手紙とレシピは私の大切な宝物です。
次男が小児がんの治療で入院していた頃。給食がおいしくて、返却する食器に手紙を入れた。すると、給食室から返事とレシピが届いた。
冷凍食品だったようで、業者さんに問い合わせて、レシピを考案されたという。嬉しかった。
16年経った今も、手紙とレシピは私の大切な宝物。#小児がん #小児白血病 pic.twitter.com/ynyxFSdJl0— 輝く子どもたち@はな🎗️小児がん・小児白血病 (@kagayaku_hana) October 1, 2020