PTA広報誌作り:アンケート調査の進め方
アンケート調査の利点と欠点
- 少なくとも回答を寄せた人なら、その結果に関心を持つ。
- 多くの意見を吸い上げることができる。
- 質問の量が限られ、回答の質がとらえられない欠点もある。
アンケートのとり方
アンケートを作成する
- アンケート用紙には、どこが何のために回答を求めているかを明記する。
- 第1問で、回答者の知識・経験・事実の有無・意見への賛否が問われ、続いてその理由や意見を聞く。(積み上げの形をとる)
- 設問は明確な言葉でわかりやすく。回答は二者択一、3段階、5段階に加え、「その他」自由に書ける項目を設ける。
二者択一 [賛成・反対] [肯定・否定][有・無]など
3段階 [よい・ふつう・わるい]
5段階 [非常によい・よい・ふつう・わるい・非常にわるい]
- アンケートを配布する前に、必ず教頭先生に内容を確認してもらう。OKが出れば印刷へ。
印刷から回収まで
- 印刷室でPTA関連の文書をコピーすることができる(先生に一声かける)。
- クラス単位で枚数を指定して印刷すると、配布作業がらくになる。
- 印刷ミスがあるかもしれないので、少し余分に印刷する。
- 枚数を数えてクラスのポストに入れる。
- 回収は、各担任 → 教頭先生 → 広報委員長へ。
集計
- データは一見してすぐわかるグラフにする。
- 回収率を必ず明記する。
- 回収率が低い場合は資料としての価値がない。回答がないこと自体を会員の意識の反映と見るべき。
- アンケート結果を出して終わりというのではなく、集計後の検討を大事にしていきたい。
分析
- ただ結果(表やグラフ)を載せるだけでなく、もう一歩踏み込んでみることが大切。
- 集計にはコメントを添えて、回答結果を分析するとよい。
- 結果からどのようなことが必要になっているかなどを解説する。
- 広報委員の意見は入れない。自分たちの考えを読者に押し付けない。
- PTAの状況によるデリケートな批評が必要
- 読者自身に考えさせ、判断させるための材料を提供するという形をとったほうが無難であり、有効であることが多い。