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治療計画予定表(プロトコール)はいつもベッドサイドに
治療スケジュールがわからなくて不安を抱いている方や、治療計画予定表がもらえない、先の治療について教えてもらえないという方から、相談のメールをいただくことがあります。
JACLSとCCLSGからの回答
JACLSに問い合わせたところ、「予定表は主治医に言えばもらえるはず」とのこと。
CCLSG事務局に、「わが子が治療を受けているプロトコールのコピーは親でもいただけないのでしょうか」と質問したところ、「プロトコールのコピー、そのコピーという表現に問題があって、すべてを渡すことはできません。それでも医師の判断で一部をコピーしたりメモにしたりして渡すことはできますし、CCLSGに加盟している病院はこれから先の治療について説明していますので、説明が受けられない場合は直接事務局に電話をしてください。治療のスケジュール表は、うちの病院(愛知医科大学)では医療過誤を防ぐように患者さんのべットサイドに貼ってあります」ということでした。
治療計画予定表をもらいましょう
治療予定表がもらえず、ただ治療を受けることに私は疑問を感じます。治療研究、臨床試験とは何でしょう。子どもをモルモットのように使ってください、ということではないはず。「どのような薬剤を使うのか知りたいので、治療計画予定表をください」と主治医に伝えてください。
- 事前にくすりの副作用がわかれば心構えができる。
- 外泊や退院時期のめどがたてば、頑張ろうという気持ちになれる。
- 将来、子どもが治療内容を知る材料になる。
- 医療過誤を防ぐことができる。
患者側から催促されて「治療計画予定表」を手渡すのではなく、告知のときに主治医からコピーを渡し、治療内容について説明していただきたいと思います。