病棟の廊下で
母親たちの井戸端会議
入院したとき
重い病気を抱えている子どもは
息子だけだと思った
病棟の廊下で
おしゃべりをしているお母さんたちにも
同じように重い病気を抱えたお子さんがいることを
何日か過ぎてから知った
不思議だった
子どもは無菌室に閉じ込められて
辛い治療をしているのに
どうして元気で明るく
毎日笑っていられるんだろう
月日が経つにつれ わかった
「子どもの前で泣けない」
トイレで声を押し殺して泣いているお母さん
廊下の隅で泣きながら話しているお母さん
たくさん泣いた後は皆
元気になって部屋へ戻っていった
子どもの前で顔晴って(がんばって)いる
お母さんやお父さんが
ここにはたくさんいることを知って
ひとりじゃないと思うと心強かった
子どもは小児がんの治療中
長期入院の付き添いは大変
不安に押し潰されそうにもなる
泣きたいときもあるトイレで声を押し殺して泣いているお母さん
廊下の隅で泣きながら話しているお母さんたくさん泣いた後は皆
元気になって部屋へ戻っていった顔晴る(がんばる)仲間がそばにいて
心強かった— 輝く子どもたち@はな🎗️小児がん・小児白血病 (@kagayaku_hana) November 21, 2020