治療終了満4年を迎え、白血病だったのが嘘のように元気

明日で治療終了満4年を迎えます。これでも、ここ2年ほどは再発への恐怖心も和らぎつつあり、次男は白血病だったということが嘘のように元気に過ごしています。まだまだサポートは必要ですが、学校の先生方のきめ細やかな指導のおかげでまわりの子たちと上手く活動できるようにもなってきました。

2~3歳で7か月間入院したときのことを、9歳になった次男に聞きました。覚えているのは3つだけ。夜、私と一緒にテレビを観たこと。昼になると布団を干して(ベッドの柵にかけて)いたこと。どうしてかわからないけれど、いつも檻(サークルベッド)の中に閉じ込められていたこと。幸い痛い思いをした記憶は残っていませんでした。

告知されたときに、治療終了後5年がひとつの節目だと聞きました。当時の私には、それは気の遠くなるような話。退院できるのか、治癒するのか、確かな答えありません。治療が終わって最初の1年は常に再発の心配をして、2年目になると次男の体調が悪い時は心が落ち着きませんでした。3年、4年が過ぎていくと定期検診の回数も減り、本人も丈夫になってきたので病気のことを意識しなくなりました。

しかし、何と言っても一番効果があったのは主治医の言葉。1年前、診断書の最後に書いてあった一文「治療終了後3年経ち、再発の可能性は非常に低い」たったこれだけで「もう完治したのだ」そう思えるようになりました。

今、治療をしている子たちも元気になりますように祈っています。

休み時間
休み時間は特別支援学級のお友だちといつも一緒。(2010-10-06 撮影)
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