次男が39度の熱を出した。白血病の再発ではないとわかっていても、病院で診てもらうと先生に聞いてしまう。

「ただの風邪、ですよね?」

先生は笑って「ただの風邪だよ」と答えてくれる。これでもう「もしかしたら・・・」なんて不安になることはないだろう。治療が終わって今秋で10年経つというのに、いつまでも不安は消えない。

高熱が続いていてもただの風邪だと信じていた12年前。それが白血病の症状だと判明した時は、「もしかしたら・・・」と疑わなかった自分を責めた。

だから今は、まわりの人に「心配しすぎだよ」と言われても、私は注意深く次男の病状を観察するし心配する。

数年前から、次男が高熱を出しても「大丈夫。治る」と言えるようになってきたけれど、長男が熱を出した時とは少し違う。心のどこかに覚悟する自分がいるのだと思う。