白血病の治療終了日を迎えて思うこと

白血病の治療終了日を迎えて思うこと
目次

白血病が完治するのはいつ?

最後のマルクの結果も良く、無事に治療終了の日を迎えることができ、主治医から「これで治療終了です」の言葉をいただくことができました。

「これでこの薬は最後・・・」「これでルンバールは最後・・・」ひとつひとつの治療を終わらせ、そのたびに息子が背負っている荷物が軽くなったように見えました。

そして、これから1年が特に要注意・・・「再発」のことです。

「いつになったら完治したことになるのでしょうか?」

「治療終了後5年がひとつの目安ですが、それを完治したと判断するかどうかは医師によって違います」

無理だとわかっていながらも、「完治しました」という言葉が主治医の口から出てこないものかと期待してしまいました。その言葉ひとつで何かを保障されるわけではないけれど、まだまだ長い道のりを歩んでいく心の支えになるような気がしたのです。

再発の可能性はゼロではないけれど、だからといって毎日をおびえながら暮らしては楽しくありません。何も考えないで過ごせば発見が遅れることにもなりかねません。毎日を笑顔で、子どもの様子には普通よりも気を配って生活できればいいなと思います(理想ではこうなのですが、実際はなかなか難しい)。

感謝して祈ろう

病気を告知されたとき ただ子どもの命が助かればそれでいいと思った
治療が始まると もっと副作用の軽い治療法はないのかと思い
療の半ばになると 晩期障害が出ないのだろうかと心配し
治療が終わると 再発しないだろうかと不安になる

病気になる前の あの元気な姿に戻してください・・・
健康な体で 問題なく成長しますように・・・ついつい欲が出てしまう

今、大切なことは 感謝すること

目の前で笑っている 子どもの笑顔
となりではしゃぐ 子どもの声
抱きしめた時の 子どもの体温

そして祈ること

「壁を乗り越えていける力を与えてください」
きっと どんなことでも乗り越えられるから

大丈夫、怖がらずに進んでいこう

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次