小児がんの診療を行う病院は、全国にどれくらいの数あるかご存知ですか?

2020年2月1日現在で156施設あり、小児がん拠点病院は15施設、小児がん連携病院は141施設指定されています。

小児がんは総合病院であればどこでも治療を受けられる病気ではないため、自宅から遠く離れた病院へ通うご家族もいらっしゃいます。

今回は、子どものがん・大人のがん、診療を行う病院について取り上げます。

小児がん・AYA世代がん・大人のがんの区分について

診断時の年齢が0歳から15歳未満の場合は「小児がん」、15歳以上40歳未満の場合は「AYA世代がん」と呼ばれています。

このページでは、15歳を区切りに「小児がん」と「大人のがん(AYA世代を含む)」に分けて表示しています。

がん治療を受けられる病院等の種類

名古屋大学医学部附属病院・名大病院

小児がんの診療を行う病院

「小児がん拠点病院」と「小児がん連携病院」に分類されています。

2020.2.1現在施設数
小児がん拠点病院15
小児がん連携病院141
小児がん中央機関2

小児がん拠点病院

「小児がん拠点病院」とは、小児がんの高度な集学的治療(化学療法・手術・放射線治療など)を受けられるよう、厚生労働大臣が指定した病院です。全国に15施設あります。

固形腫瘍や再発・難治性の腫瘍疾患は種類も症例数も少ないため、小児がん拠点病院に医療資源を集約化して診療を行っています。

小児がん連携病院

「小児がん連携病院」とは、小児がん拠点病院と連携して診療を行う病院で、下記の3種類に分けられています。
(1)地域の小児がん診療を行う連携病院
(2)特定のがん種等についての診療を行う連携病院
(3)小児がん患者等の長期の診療体制の強化のための連携病院

標準治療(科学的根拠に基づいた最良の治療法)を行う場合は、連携病院で治療を受けられます。

大人のがん診療を行う病院

「がん診療連携拠点病院」と「地域がん診療病院」に分けられています。

2019.7.1現在施設数
都道府県がん診療連携拠点病院51
地域がん診療連携拠点病院(高度型)14
地域がん診療連携拠点病院325
特定領域がん診療連携拠点病院 1
地域がん診療病院43
国立がん研究センター2

がん診療連携拠点病院

「がん診療連携拠点病院」とは、全国どこに住んでいても質の高いがん医療が受けられるよう、地域ごとに厚生労働大臣が指定した病院です。

がん診療連携拠点病院には、「都道府県がん診療連携拠点病院」と「地域がん診療連携拠点病院」があります。

都道府県がん診療連携拠点病院

各都道府県に1施設、宮城県・東京都・京都府・福岡県は各2施設あります。

地域がん診療連携拠点病院

各地域(2次医療圏)に1施設あります。

特定領域がん診療連携拠点病院

特定のがんについて最も多くの診療実績がある病院で、現在は鹿児島県にある相良病院(乳がん)の1施設のみです。

地域がん診療病院

がん診療連携拠点病院がない地域(2次医療圏)にある病院。基本的に隣接する地域のがん診療連携拠点病院のグループとして指定され、拠点病院と連携して診療を行います。

小児がん拠点病院はどこにある?

【小児がん拠点病院】小児がん・大人のがん、治療を受けられる病院数を比較

小児がん拠点病院の所在地を地図上でご覧いただくとわかるように、関東・甲信越ブロックと近畿ブロックの一部の地域を中心に拠点病院が集まっています。関東・甲信越ブロックと近畿ブロックにある拠点病院は全体の約半分を占め、四国は本土まで行かなければなりません。

小児がんの患者数は大人のがん患者よりも数が少ないため、診療を行う病院数も少ないのは仕方がないことですが、自宅から病院までの距離が遠くなるほど家族の負担も大きくなります。

2020.02.01現在小児がん拠点病院名
北海道ブロック北海道大学病院
東北ブロック東北大学病院
関東・甲信越ブロック国立成育医療研究センター
東京都立小児総合医療センター
埼玉県立小児医療センター
神奈川県立こども医療センター
東海・北陸ブロック名古屋大学医学部附属病院
三重大学医学部附属病院
静岡県立こども病院
近畿ブロック京都府立医科大学附属病院
京都大学医学部附属病院
大阪市立総合医療センター
兵庫県立こども病院
中国・四国ブロック広島大学病院
九州・沖縄ブロック九州大学病院

小児がん・大人のがん 診療を行う病院数の比較(都道府県別)

小児がん・大人のがん 診療を行う病院数の比較(都道府県別)

小児がん・大人のがん 診療を行う病院数を都道府県別に集計しました。下記より閲覧・ダウンロード可能です。

診療を行う病院数の一覧表はこちら

参考サイト