「CVカテーテルのトラブルと保護カバーについてのアンケート調査」の中から、Q14.情報提供・要望など(CVカテーテル使用中に役立ったことやカバーに求める条件など)から、CVカテーテル使用中のトラブルなど生活面について掲載します。
アンケート集計結果の詳細は下記のページをご覧ください。
【概要】中心静脈カテーテルのトラブルと固定・保護に関する実態調査
【集計結果】中心静脈カテーテルのトラブルと固定・保護に関する実態調査 約1か月にわたり「CVカテーテルのトラブルと保護カバーについて」アンケート調査を実施しまし...
目次
生活・トラブル
CVカテーテルを使用した感想
- CVカテーテル使用中、採血が楽でした。
- まだ小さかった事もあり、かゆくなればかきむしり、見張っておく事が困難である事。あと、治療は終わっていても、移植後の食欲不振で、輸液に頼らざるおえない為に、なかなかCVを抜去できなく、本人も輸液に頼っていたので、主治医に頼みこみ、抜去したら、食べられるようになった。
- 確かに、濃い輸液を頼らないといけない時は、CVは効率的ですが、感染の事を考えると、やはり治療が終了したら、すぐ抜去した方がいいと感じました。”
- とにかくCVカテーテルが挿入されていることが怖く、洋服の着替えや体位交換でさえ子供に触れることが怖かった。
- 入院時にCVカテーテルを経験しました。24時間ずっと点滴を入れていたので、点滴をしていない時間がなく、カバー使用については分からないです。
- 何度か入院したことがありますが、CVカテーテルを使用したのは最初の入院のときだけでした。それ以外は採血や点滴で何度も針を刺したので、それがなく検査等ができるのはとても良かったと思います。異物を挿入しているということで感染症の心配は少なからずあったので、清潔な状態を確保できればいいと思います。
- うちの子は年齢も大きかったので特に不便はありませんでした。採血や投薬など注射をしなくて済む事が本人にとってもとても助かりました。
- 皮膚にあたる違和感
生活
- 外出時に冬はマフラーなどで隠せても、夏の外出は、どうしても目立ってしまい、周りの人の視線が気になった。
- 入院しているときは、特にかんじなかったが、カテーテルをいれながら、学校にいくのは、引っかかる恐怖と、一年生の息子は、トイレの時にしづらいということ。衛生的にもよくないこと。見た目にも、胸あたりが、かなり膨らみ本人も嫌そうでした
- 初発の頃は幼児だったため、ブラブラしないようにテープで止めていたが、小学生で再発したとき、ルートはそのままぶら下げていた(本人も気にしてなかった)。4~5歳までは何らかの対応が必要だろうと思う。小学生になると心配いらないでしょう。病院側もそういう対応方針だったのだと思う(特に何も言われてないが)。
- ほんとにカバーケースを知ってよかったです。子供も嫌がらず逆に見てみてと自慢するくらい!感染予防にもなるし引き抜きなど引っ掛かりもないし早くに保護カバーに出合えて感謝しています。ちなみに自分では作れないので(^_^;)
お風呂・入浴時に困ること
- お風呂に入る時に濡れないようにするのが一番大変でした。保護するのが挿入部だけならいいのにと何度も思いました。
- 何度も針を抜き差しせずにすんだのは良かったです。贅沢をいえば、シャワー時の保護パッキングがもう少しやりやすいとよかったかなと思います。
- 20年も昔のことですがお風呂に入れなかったので一番不便な点はそこでした。今は、入浴OKかは不明です
- お風呂に入るときの準備が大変
- 長期入院により外泊許可もある。入浴がより楽になると家族にとってはありがたい
- 入浴時、毎回保護シート&テープを貼るのが手間だった。 テープを剥がす時に痛がっていた。
- シャワーに入れる時に防水テープでカバーしていましたが、剥がす時に痛がったので、簡易カバーがあれば助かるかと思います。
- 昨日看護師の入浴により水がはいったようなので、それを阻止したい
- 入浴で濡れる
- 入浴時にテープで固定していました。
トラブル
- CVカテーテル使用中に感染症になりました。医師より、「熱の原因は不明ですが、恐らく感染症かも知れません」とのことでしたが、余命一年と宣告を受けていましたので、命と向き合っている子どもの闘病環境下で感染症になるのは、医療者の問題なのか(衛生面)、それとも物理的な要因が感染を引き起こしたのか、誰も分かりませんが、一言目に行った医師の言葉は「感染症になる子どもが多い」とも取れました。子どもは大人に比べて皮膚は薄く、肌荒れになることが多いと思います。医療用具は医療技術の向上にも寄与すると思います。
- 注射をしなくてよくなった。炎症をおこして、高熱がでて、ポートに変更しました。
- 感染を起こしたので、カバーがあると確率は減らせるのかなと思いました。
- 採血に関してはストレス無くて良かったとおもいます。テープでとめるのが面倒で肌が赤くなりました。
- うちの子は肌が弱くテープかぶれがありました。又6年経ちますが挿入痕が残っています。そういう事がない、もしくは少ないカバーがあればと思います
- テープのかぶれがひどくて本当に苦労しました。慣れない看護師さんだと、お風呂の時の処置が大変そうでした。かぶれはテープをはる位置を変えたりする程度しか解決策がなく、途方にくれていました。いい方法があったらどんなによかったかと思います。
- 理由は定かではないが、5ヶ月目ぐらいで閉塞しているから、入れ直しました!その時の麻酔から覚めたときの子供の[1番気持ち悪かった]と言葉が今でも忘れません?
- 投薬中もそれ以外の時もテープは必ず貼ったままだったので少しでもかゆみ、肌荒れが少なくなって欲しい
- ずりばいの時期にCVが入っていたので、ずれてしまって、抜けた事がありました。その辺り、工夫できたらいいのではと思います。
- 固定のテープを痒くないものにしてもらえた
- 挿入部分が常に出血してしまっていた。カテーテルがぐらついていた
- 保護テープが汗ではがれて管が抜けそうになった。輸液が血管外に漏れた。
- CVの中の血液が固まって閉塞してしまい、挿入しなおした
- CVを固定している糸が何回も取れて縫い直した
- はっきり記憶していないが、治療期間中、何らかの原因でルートを再確保することになった
- ルートの先の点滴の管などで閉塞でアラームが鳴ったことはあるが、胸から出てるルート自体でトラブルは無かった
- 血栓症になりCVをいれていた腕が腫れ上がった
- 誤って抑えてしまい、引き抜けそうで痛かった
- 足の付け根に付けた時、オムツをしているため、保護テープが剥がれやすかった。
- 入れてすぐは挿入部分の感染、数ヶ月経過してからは一部が破損しCVの途中から交換した事も
- 抜けない為の予防としてテープを使用していたが、肌トラブルになった。
- 実際に使っている方のCVカバーを見せていただいたのが一番参考になりました。使用するイメージが湧きにくいので、分かりやすい図などで説明してもらえたら良かったと思います。子どもが小さく、カバーごと引っ張ってしまうことがよくあるので、より強く固定できる方法があれば知りたいです。
質問
※ 現在までに「みんなのカテーテルカバー制作委員会」で得た情報をもとにお答えいたします。
- うちは再発時も含めカテ菌で3回カテ入れ直しをし、一度は命に関わることがあったので、やはり、感染が気になります。娘が入院時、カバーは使用していません。情報もなかったし、カバーの発想もなかったので、困り事を形にする発想力は素晴らしいですね。今も娘の病院では使用している方はいないようなので現状がわからないのですが、今使用されている方の感染対策は、普通の洗濯ですか?
洗濯は普通にされているようですが、乾燥機は必須。アイロンをかけて滅菌を義務づけている病院もあるようです。
- カバーの代わりにガーゼで包み、テープで身体に固定していました。巾着を使うとテープが不要になるなら良いと思いますが、テープを使わないですむのでしょうか?
巾着はテープで固定することもあるようですが、カテーテルカバーの場合はCVカテーテル刺入部をテープで固定するだけです。テープによる肌のトラブルが多く、カバーを自主制作される方も多いようです。