PTA役員選出方法の見直し(1)新6年生だけ学年選出

大勢の保護者の前で、次男の病気を公表せざるを得なかったPTA役員選出会。

「家庭の事情を人前で話さなくても、事前に免除してもらえるような選出方法に変えたい」

その思いから、曖昧だった部分を明確にし、大勢の方たちの協力を得て、PTA役員選出マニュアルを完成させました。選出方法の見直しをお考えの方の参考になれば幸いです。

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役員大当たりの年

私がPTA広報委員長に立候補したのは、長男が小学4年生、次男が1年生の1月でした。次男はその年の夏に発達障害であることがわかり、特別支援学級に転籍。白血病治療が終わって2年ほど経過し、落ち着いた生活を送ることができるようになった頃です。

息子たちの小学校では、学級役員は1世帯1回務めれば、その後は永久に免除となります。長男が6年生になった年は、子ども会の役員になることは決まっていたので、かけもちするよりは別々の年に引き受けようと思い立候補しました。

初めての広報紙作りに苦戦しながらも、あっという間に1年経ち、また次の役員決めの時期になりました。

新6年生だけ学年選出

新6年生の保護者は地域から選出するPTA役員に決定していることが多く、学級役員経験者は免除となるため、学級役員の選出対象者は学年で集まっても1クラス分もない人数。

それならば学級選出をやめ、その人たちを集めて学年から必要人数を選出しよう!と提案したのが、役員選出を任されていたその年の学年学級委員長さんでした。

事前準備がしっかりと行われていたため、学年選出は問題なく進行。保護者に好評で、新6年生の役員選出は、来年度以降も学年選出で進められることに決まりました。他の学年でも学年で選出してほしいという要望がたくさん寄せられ、それは今後の課題として来年度に引き継がれました。

役員選出のマニュアル作りスタート!

さて、広報紙作りの楽しさから抜けられなくなった私は、次年度も広報委員長に立候補。子ども会役員になることは予め決まっていたので、辞退することなくくじを引くと、人数が足りないということでセットにされていた副会長と会計に。

そして、子ども会の副会長はそんなに大変な仕事ではないということで、自治会の推進委員長の役ももれなくついてくると知ったのは、役が決まってからのことでした。

新メンバーでのPTA役員会が始まって間もなく、私は、前年度の役員選出方法を紹介し、全学年において学年選出をしたいと提案しました。

本来は学年学級委員会の仕事ですが、マニュアル作りは会長を中心として各委員会・保護者の協力を得ながら進めていくことが望ましいと考え、その旨を伝えたうえでの提案でした。OKを出してくれた会長はじめ、役員のみなさんに感謝。

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